えびすやよりお知らせ
2016-06-16 10:23:00
盆提灯とは
盆提灯はお盆のとき、先祖や故人の霊が迷わず帰って来る目印として飾ります。盆提灯には迎え火、送り火の役割があります。
また盆提灯はお世話になった故人の冥福を祈り、感謝の気持ちを表すものです。親戚や故人と親しかった方々は、お盆に故人の供養のためにお供え物をしますが、盆提灯はお供えとして最高のものとされています。
盆提灯を飾る時期
盆提灯には迎え火、送り火の役割がありますので、7月13日(8月13日)に明かりを灯し、16日には明かりを落とします。実際に盆提灯を飾る時期は、お盆の月の7月(8月)に入った早い時期から飾りはじめる場合が多いです。
盆提灯には迎え火、送り火の役割がありますので、盆提灯は毎年お盆に飾ります。ただ、たくさん頂いた盆提灯を毎年飾るのが大変な場合は、2~3年後から少しずつ飾る数を減らしていきます。
盆提灯の種類
盆提灯には、上から吊るす御殿丸、住吉提灯、下に置く大内行灯、霊前灯などがあります。御所提灯には、絵柄の入った提灯と、無地の新盆用の白提灯があります。大内行灯には、火袋の中が回転するものと、回転しないものがあります。
それぞれの提灯の火袋には、和紙を貼ったものと、絹を貼ったものがあります。提灯の火袋に家紋を入れる場合もあります。
盆提灯の飾り方
絵柄の入った盆提灯は、精霊棚(盆棚)やお仏壇の両脇に一対、二対と飾ります。飾る場所が狭いときは、片側に一つだけ飾る場合もあります。最近は場所が狭い家庭が多いので、良いものを少なく飾る傾向にあります。
盆提灯の選び方
盆提灯を贈る場合は自分の好みだけでなく、先方の飾る場所や部屋の広さも考慮に入れ、後は予算に合わせて選びます。一つでも一対でも、どちらでも失礼にはなりません。